震災で思う事-8

毎年、神社のお祭りがあり出店の手伝いをしています。神社も地震の被害が大きく中止となりました。そんな中、地元の人間で炊出しを行う事になりました。
被災者であるが出店のメンバーで、被災地のために。被災者のために。

焼きそば500食

当日、どれくらいの規模で行うかもわからずに、とりあえず行きました。土曜日ということで仕事が休めない人が多く、予想以上に少人数。どうやら本気で、真面目にやるしかありません。中学生の娘2人を急きょ応援に呼びます。
娘たちにとっても貴重な経験です。

流れとしては、避難所生活の人たちの昼食として、焼きそばを500食用意します。お昼になったら並びにくるので渡します。行列と在庫を確認しながら、足りなそうであれば、自衛隊の炊出しがスタートするという事でした。あくまでも、避難所生活のためにという目的です。この時点でちょっと不思議だったのは、避難所生活の人たちの人数を把握していないのかと思いました。人数がわかれば何食なのかわかるような気がするのですが…


小さい町というのは知り合いも多い為に、避難所生活の人たちか、そうでないかが結構わかってしますのです。
11時過ぎになると、食べ物を目的とした、そうでない人がやってきます。いつも来ているような慣れたかんじがします。とりあえず、12時からなのでと説明すると渋々いなくなります。向こうがこっちを知らなくても、逆にパターンは結構あるのです。
そうこうしているうちに、12時ちょっと前になると大行列が出来ます。次から次へとやって来るのですが、そうでない人がたくさんいます。
ここでやっと気付いたのです。500食なくなったら自衛隊がって事が。
避難所以外の変動する人数があるという事。来たり、来なかったりする人。
そうでない人の存在。

基本的に1人一色です。しかし、知っている顔が炊出ししているからなのか2つ、3つと欲張りな人がいます。それがダメなら、もう一度並ぶ人もいます。
ちょっと、お祭りと勘違いしているのです。もう1つサービスって訳にならないのです。

手伝いに来れない人たちが子供たちへってお菓子の差し入れがありました。
これもみっともない大人が、お菓子を欲しがるのです。もう、タダで貰える物は何でも欲しいのです。

結局、450食ぐらいですんだ為。残りはボランティアの方々に食べて頂きました。いつもは炊出し禁止なはずなので、今日ぐらいはと思いました。

本当に貴重な体験でしたが、同じ人間の醜い部分がハッキリ見えました。同じ被災者として切ない気持ちになりました。
報道では行列の詳細はわかりませんが、こういう醜い事が起きている事も知って欲しいのです。

フォローする